ファイナル・ラバーズ〜サクラサク対話篇〜

 ※初めて読む方へ。これは基本的に生身アルがひたすらエドワードと貫通することを目的とした会話群です(えー)







もう限界です
「しょっぱなから引き攣らせた顔で迫るのは止してくれ。何でおまえには前フリというものがないんだ」
「管理人に言って下さい。ほんとに限界なんですけど。毎晩夢に見るんですけど。左に曲がりすぎなんですけど
しょっぱなからクリティカルセクハラ発言もやめろ。えーと何だっけ。おまえはオレに兄弟の感情以上のものを求めていて? 恋人同士になりたくて? オレのことを無理矢理するのがイヤで? そしてオレはどうしてもおまえを弟としか見られなくて? あ、なーんだ袋小路じゃん!!」
「今更何ゆってんのさ!!! 泣いていい?!!」
「しょーがねえだろ!!! なんでオレがおまえとセックスしなきゃなんねーんだ!!」
「しなくちゃいけないとかじゃなくってさ〜〜〜………したいとか自発的に思って欲しい………」
「いや思わないから。むりだから。」
「ボクってぶさいく? 男として魅力ない?」
「おまえはオレに似て格好いいし魅力はあるだろ。でもおまえはそんな男を見て抱かれたいとかフツー思うか?」
「えええ?! 思わないよ!」
そんなに力いっぱい言い切るならオレにそれを求めるなーー!!
「…………求めてほしい。」
「…………平行線ですな…………」
「もうとにかく兄さんを抱きたい。ものすごくひとつになりたい。からだで繋がりたい。一緒に気持ち良くなりたい。可愛い兄さんとか色っぽい兄さんとかやらしい兄さんとかじっくり堪能したいです。ボクの生身の体で兄さんの体温を感じたいです。すごくすごく。」
セクハラはやめて下さい
「このままじゃボク生きてるだけでセクハラ男になっちゃう」
「…………兄として何かコイツにしてやれることはないものか………」
いや、だから
それ以上言わんで良し。なぁアル。今まで黙ってたけどな、一応オレも打開策を考えてはいた」
「え」
「落ち着いて聞けよ。オレ最近おまえを抱くほうならイケるかもとか思い始めてきたんだよ」
「なるほど。いや、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんですと
「オレ考えたんだけどさ、ど〜〜〜〜したっておまえに抱かれるとか抵抗あんだよ。おまえが鎧の時も思ってたんだけどオレ、ケツに指突っ込まれるあの感覚がほんとニガテでさ……いつまで経っても慣れないんだよ、あのどーしよーもない感じ。気持ちいいとかそういう風に割り切れねぇ感覚なんだよなーアレ。おまえは判らんだろうが」
「……………………」
「だからおまえがオレと繋がりたいって思うんなら、オレはおまえに突っ込む方で繋がることは出来ると思うんだけど。どうよ?」
「ちょ………………ま…………………あ、あ、あ、の〜…………………」
「もちろんオレの経験を生かしておまえを傷付けないようにはするつもりだよ。オレと一緒であの感覚がイヤだってんならやめるし。いっぺんやってみる価値はあるんじゃね?」
「…………………か、か」
「?」
「かん………せ………考え……を………整理させてくださひ」
「おう」
「…………………(頭を抱える)」
「…………………………」
「…………………………」
「…………………………」
「兄さん………どうしよう………」
「何だよ。どうした」
「ボク…………イケそうかも…………」
「あ、何だよ。解決したじゃん。」
「ええええええええええええええ。いやちょっと待って。何それ。今までそういう問題だったの? あれぇ????」
「どういう問題だったっけ?」
「いやだからボクが兄さんのこと好きで抱きたくて、でも兄さんはイヤだって思っててボクは兄さんの気持ちを尊重してて平行線で…」
「んでオレが、おまえを抱く方ならいいって言っておまえがそれでいいって言って解決。」
「………………兄さん………………」
「混乱してるな。まとめるぞ。おまえはとにかくオレとセックスがしたい」
「……うん」
「オレは突っ込まれるのはニガテで、おまえは別にそうじゃない」
「……うん」
「オレは突っ込むのならしてもいい」
「…………は、い………」
「では、目的のためには手段を選ばない。OK?」
「は……………いや、ていうかあの、……………に、に、に、兄さんとセッ………………(思わず絶句)ボクが兄さんに入れられ………………うわぁどうしよう、すっごいドキドキしてきた。すっごいドキドキしてきた。ヤバい。うわー何これ。こんなのってアリ? ボク本当に兄さんなら何でも良いんだ…………どどどどど、どーしよーマジで何一つためらう点がない………(←笑)こ、このまま本当に兄さんと繋がれる…………二人でひとつになっちゃうよ! うーわー! どうしようどうしよう、兄さんに抱かれちゃう!! ボク絶対嬉しさのあまり泣いちゃう!! 兄さんに兄さんに兄さんにボク抱かれちゃうよぉぉぉ、ホントどうしよう〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「……………あ、アルフォンス。すまん。大事なことを忘れてた」
「えっ? 何? コンドームなら必要ないけど?!」
「いやオレ、おまえ相手じゃ勃たねぇや」
振り出しかよ






される方が中出し派というのもどうか。

























サクラが咲くどころか散ってしまったのでオマケ。