※18禁。男性向けエロに近いので「萌え」があるかどうかは不明。
なあ、アル。なあ、アル。オレのこと、判る?
ぼろぼろ泣きながら繋がって、オレは悦びの声を上げている。オレの両肩をがっしり掴んで、アルはオレのケツの穴にペニスを突っ込み、引き抜き、また突っ込む。その緩やかな動きが余計にアルの硬さとか熱とか感触とか、一番弱い大事な部分同士で繋がっているとか、ものすごくいやらしいことをオレとアルはしているんだとか、そういうことがいちいち意識に焼き付けられる。
「あッ…あッ…ひぁッ…あうぅ…あぁん…あん、あん」
「ふっ…っ…ッ、ふ、ぅ、はっ」
ぺちん、ぺちん、ぺちん、とアルのタマがケツに当たる音に気付いて、オレはますます興奮してゆく。
ああ、ああ、ああ、アルフォンス、アルフォンス。脳ミソを引っかかれるような、背筋を指でなぞられるような快感だ。繋がってる。オレとアルが繋がってる。他の誰にも真似の出来ない、一番いやらしいやり方で。オレは感極まって、嬉しくて嬉しくて、もっとアルを感じたくて、もっとアルにいやらしいことをされたくて、堪らなくなって顔をぐしゃぐしゃに歪めた。
「ア…ア…あ、ル、アルっ、も……早く……もっと…ヒッ、ひっく、アアッ」
「兄さん…兄さん…ッ、……兄さん……ッッ!!」
アルフォンスはオレの肩を掴んでいた両手をだんだんずらし、腕をなぞり胸板を辿り、頭を落としてオレの顔中に唇をくっつけ、舐めて、甘噛みする。
だめ。だめ。アルフォンス。気持ちいい。死んじゃいそうだ。アルのペニスがケツの穴を出たり入ったりして、オレの中が隙間なくそれで擦れる。擦れたらめちゃくちゃ気持ちいい。粘膜の摩擦がこんなに脳ミソを痺れさせるなんて、ただ本で読んでるだけじゃ絶対判らなかった。特にペニスが入り口付近まで来た時が最高だ。入り口が何度も押し広げられる時が一番気持ちいい。涎が出そうだ。アルはまんべんなく壁を擦ってくる。そこじゃない、もっと、もっと、って思ってると不意にソコに来て、歓喜のあまりはしたない声が出た。その声で判った筈なのに、アルはつれなく他のところに行ってしまう。アル、って口を開こうとするとまたイイところにくる。ソコもっと、って思うと、また反対方向へ。ああ、ちくしょう、バカ。油断してたら、今度は一気に来た。もうそこばかりだ。待ち望んでいた。オレは身も世も無く泣き叫ぶ。
「アル……アル……きもち……気持ちいい……そこ……」
オレは頭を振って仰け反ってそう訴えた。アルフォンスは暖かい唇をたくさん落としてくれて、熱い吐息で、ボクも、最高、と囁いた。
「死ん……じまう……」
「………ん………。死ぬの……?」
「死ぬ……ッ、あっ、っひ……ぅあぁ」
「一緒に……死のっ、か………」
アルフォンスは荒い息で柔らかに笑って、まったく変わらない速度でオレの中を擦り続ける。とても幸せそうで、楽しそうだ。そんな気持ちで裸の体を撫でられたり乳首を捏ねられたりペニスとケツで繋がったりしてるってのは、改めて思うと物凄く嬉しい。他の誰にもしないし、させない、特別なことだ。アルフォンスとオレはそういうことをしている。
オレのからだとこころはどんどんどんどん上昇してゆく。
「な……なぁ、アル……も……オレ」
オレは唇を震わせてアルの腕を掴んだ。
「だめ……だ、アル……アル、アルっ、……………ぁ、あ、あっ、あぁっ、ぁあぁっ」
「ん…………っ」
アルフォンスがいきなり腰の動きを早めてきた。ぺちんぺちんという音がパンパンという音に変わる。アルとオレが激しく擦れる。いまのままでもどうにかなりそうだったのに、そんなことをされてはオレは、もう。
「あっあぁぁぁぁーーーーっ、あぁーーっ、あーーーーっっ、ああああー、アル、アル、アルぅぅぅぅぅ、あぁぁぁぁーーーー……………!」
真っ赤に張り詰めたびんびんの自分のペニスが痙攣し、ボロッ、ボロボローッと精液が飛んで、腹や首筋に落ちる。オレは泣きじゃくって、開きっぱなしの口から涎を垂らして、痺れるような射精感を味わった。
「……ぅ……ふっ、……はぁっ、……はぁっ、はぁっ、あ……あぁ……ん」
死にそうだ。アルのペニスは動きを止めてオレの中に入ったままで、まだ硬さを失っていない。アルはまだ達していないらしい。収縮した粘膜がアルを締め付けて、オレは更にイキそうになった。自分で締め付けてるのに自分でイキそうだ。その感覚がたまらなくて、オレはシーツの上で体を捩らせた。
ああ、アル。アル。好き。抜かないでくれ。アルのペニスもやらしくて好きだし、アルも好きだし、オレの中から離したくない。アル、アル。
「……………」
アルフォンスは溜息をついて、オレを体全体で抱き締めてきた。アルが体を倒したことでお互いのペニスが擦れたうえ、それを気にも留めないで力いっぱい抱き締められるもんだから、その腕の力の強さでもオレの魂は完全に満たされた。悦びのあまりオレは再び射精する。アルと繋がったまま。
「ひァッ、うあっ、あっ」
びくっ、びくっと痙攣して精液を飛ばす。気持ちが良くて意識までどっかにイッちまいそうだ。
「あぅッ、ひぃ…ぁ、あぁっ…あ、る、アル…ぅ…」
体の痙攣が止まらない。アル。好き。アルってば、やらしい。オレもやらしい。信じられないくらい興奮する。何回だって死んでしまう。何回だって擦られたい。アルのでめちゃくちゃに突いてもらいたい。奥の奥まで突いてもらって、射精したい。