さ ら に お ま け 。
「っていうか見込みが無かったらここにはいない」
「自分でそういうこと言わないで下さい。なにそれ。もしかしてもっともっともっとこれ以上気張って死ぬ気でアタックしきたらオトされてやるよって言いいたいわけ?」
「………………(笑)」
「なにそれ!!!なにその(笑)は!!!」
「いや………、可愛いなぁ、と思って」
「……………………………ふくざつ。ものすごいふくざつ。ものすごい嬉しいけど、ふくざつ…………………」
「もうさあ、ごめん。オレ、お前のこと可愛くて可愛くて仕方ねえわ」
「な、なにが?!」
「だってお前ほんとにオレがどれだけ邪険にしてもメゲねーしいつでも好きだ愛してるってなついてくるし、ああもう犬みてぇ。お前可愛すぎる。あー愛しい」
「……………………最大級の告白だね。いいよもう。判ったよ。兄さん、もしボクが兄さんのこと好きじゃなくなったらものすごく寂しいでしょう」
「ああもうそりゃ寂しいよ。考えただけで気が狂いそうだ。だからお前はオレのそばにずっといろよ。オレを狂人にさせたくなかったらな」
「ほんと、鎖に繋がれた犬だね」
「鎖はオレが持ってるわけじゃなくて、オレの首に繋がれてる感じだな」
「ばかじゃないの。こんなに弱さ曝け出してどうするの」
「お前はますますオレから離れられない。そうだろう?」
「いとおしすぎて涙出る。なんなのこのひと」
「お前の兄貴ですけどー(笑)」
「ああ、もう…………………久々に撃沈…………………」
ご精読感謝!